2018
03.21

不変のAPMマーケティング

メンバーブログ, 澤田知明

僕には1歳半の息子がいる。

その息子が1歳になったあたりから急激に興味を持ち出したのが、
アンパンマンだ。

今では寝ても覚めてもアンパンマン。
寝言で「アンパンマン」、寝起きのひとこと目に「アンパンマン」と、
あいさつのように連呼している。

日本人の1歳~3歳くらいの幼児が大体通るであろうアンパンマンだが、
世代を超えて受け継がれ続けているかなり強力なキャラクターマーケティングである。

まず、子供にとって発音しやすい。
これは企業のサービスや商品にも言えることで、発音のしやすさは非常に大切。
口ずさんで気持ちいいネーミングがベスト。

アンパンマンは言葉のリズムや語呂もいいし、「アンパン」という誰もが知っていて
甘くてやわらかいイメージの食べ物を名前に使っているのは
簡単そうに見えてかなりの高テクニックだ。

キン肉マン、ラーメンマンもそうだが、
冷静に考えると「そりゃないだろう」というくらい大胆なネーミングでも
当たりまえのように存在できるストーリーが背景にある。

また、アンパンマンの「丸さ」は子供が好きなものだし、
日常生活に密接している食べ物主体のキャラクターは、
親がコミュニケーションとして使いやすい。

幼児がターゲットユーザーではあるのだが、
クライアントは親である。
その親の心をしっかりと掴んでいる。

これは単に、
喜ぶ子供のためなら与えてあげたい、という親心だけではなく、
原作やなせたかし氏のメッセージにノックアウトされている親も多いからではないだろうか。

アンパンマンのマーチは明るく軽快なリズムの楽しげな歌だが、
歌詞は疲れた大人にはきついくらいに響く。
もう、深すぎて泣きそうになる。
というか、僕は少し泣いた。。

そして、アンパンマンたいそうの
「アンパンマンは君さ」
というフレーズ。

子供達にとってアンパンマンはヒーローだ。
僕の息子にとってもアンパンマンはヒーロー。

僕は息子のヒーローになりたい。

「アンパンマンは君さ」というメッセージは、
子供にではなく、親に向けられている。
(と、勝手に解釈している)

自分が子供のころ、この歌詞の意味が分からなかった。
アンパンマンは君という意味がまったく分からなかったのだが、
今ではとてもしっくりくる。

誰からも愛され、
愛と勇気を与える正義のマーケティングは、
人間がいる限りどの時代にも響くのだろう。

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澤田 知明

澤田 知明

秋田県生まれ。 ギタークラフトスクールを卒業後、ローディーを経てWebの世界へ。 Webマーケティングを中心に企業の課題解決に貢献する、戦略コンサルタント。
澤田 知明

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