2016
08.16

一瞬に賭ける勝負。

代表

まったく、どーなってんだ。
今年の夏は、いつもより熱くない気がする。

梅雨は長かったし、突き刺すような太陽の光よ、
もっとギラギラ来いや!!と思ってしまう。

とにかく、雨なんかシトシト降ってんじゃないし、
台風なんか来るのは20日早いんだよ、と、
天に向かって叫ぶのを、近所迷惑になるので全力で控えている毎日です。

このように、天候的には刺激が足りない今年の夏ですが、
いろいろと見たり、聞いたり、人と接している中で、
私自身の体感として、今年の夏は、例年以上にアツク感じています。

当社とも関わりの深い(と勝手に感じていた)東京都知事選挙。
毎年恒例の、夏の甲子園大会。
そして地球の裏側で絶賛開催中、四年に一度のリオ・オリンピック。
業界的には、この時期の一大イベント、税理士試験。
その他、夜な夜な、人との出会いや語りべ、など。

直接知っているか、知らないかは別として、
ある一瞬の勝負のために、大変な努力を積み重ねてきた人が、
世の中にはたくさんいる。

自ら挑戦すると決めたその勝負に立ち向かうすべての選手は、
この日のために、 この試合のために、たった一瞬の勝負のために、
長い長い年月をかけて、多くを捨てて全てを捧げてきたはずである。

とてつもない練習や努力、そして、迷いと緊張感。
勝利した時の喜びを想定しつつも、その反対の敗北という恐怖感。
周囲の人からの応援に対する感謝と、併せ持つ期待へのプレッシャー。

そのように戦っている姿を見ていると、なぜか、鳥肌が立ってしまう。
もちろん、結果に注目するけど、そこまでの過程の方をつい想像してしまう。

また、試合後のインタビュー。

オリンピック選手を例にとれば、

「4年後の大舞台のために、またイチからやり直します。」と、
感謝の意と共に、様々な表情を浮かべながら、勝負の直後であるのに、この言葉を発する。

これまでだって、とてつもなく努力してきたはずなのに、
また、イチからやり直して、さらなる高みを目指し、再挑戦すると言うのだ。

4年って、一言で言ったって、めちゃくちゃ長い時間だ。

この夏、そんな尊い姿を数々と見てきて、自問自答してしまった。

「おれは、そこまでの勝負をしているのだろうか?」と。

企業の経営で言えば、1年を締めくくる「決算日」が、
1年間の成績が名実ともに現れる一区切りの日にあたる。

過去の決算日を振り返って、

「おれは、この1年間、
この日を迎えるために、すべてをささげてきた。
もうやり残すことはないし、やり切った。」

そして、その1分後、
「今期(次)の決算日に向けて、また明日からイチからやり直します。」

そこまで言えた日はなかった。

そこまでの想いを持って、努力をしているのか?
自問自答してみると、そこまでの勝負をしていない。

まだまだ、ヌルイんです。

また、これは、当社が支援させていただいているお客様においても、
多くの場合がそうであると感じる。

経営目標や経営計画を必達にするために、すべてを捧げて勝負しているのか?
我々は、そのチカラを最大限発揮させるためのコーチ役でもある。
ものすごい選手には、ものすごいコーチがついている。
他人に胸を張って、やりとげた数字や実績という結果はあるものの、
失礼を承知で言うと、我々が甘いから、お客様だって甘くなるのだと思う。

また、企業経営の特性として、
決算日に限らずとも、1年のうちで、特定の”勝負の日”というものが少ない。
さらに、そこで負けることは、それまでどのくらい血反吐が出るほど努力していても、
負けは負け、という残酷な結末を迎えるという実感を持てる日も少ない。

この商談がダメでも、また、他の案件で取り返そう。
結局、やろうとしたけどできなかった。もう一度考えて、他の方法でカバーしよう。
このミーティングは上手くリードできなかったけど、次回、やり直せばいいや。

その積み重ねになっていたりしないか。

当然ながら、最悪の結果としては、企業経営には倒産という日が来る。
それは、突然やってくるよりも、その前からじわじわと迫ってきていることが多い。

知らず知らずのうちに、「ゆでがえる症候群」になっていないか。
青春時代に「告白した日」くらいの緊張感を持って、感性を研ぎ澄まし、時を過ごしているか。
明日の勝負のために、何日間も緊張感で寝れなかったりすることはないか。
カレンダーに、勝負の日を黒印で塗りつぶして、
あと何日残っているか、貴重な時を数えながら努力しているか。

過去は変えられないので、今からは、
さらに、攻めて、攻めて、その結果を体全体で受け入れようと思う。
攻めなければ勝てることはない。
そして、攻めることで、負ける可能性は確実に広がる。

最大の敵は、おそらく、怠惰な自分自身であり、
それが顕われた自らの会社の中にあるのだろう。

当社は、あと2ヵ月半で決算を迎える。

そして、一大勝負の一瞬を、もっと自らで設定し、
その一瞬まであきらめずに、ストイックに突き詰めていこう。

そして決算日、10月31日の23:59を迎えるとき、
やりきって朦朧としつつ、それまでの記憶を失いかけながら、みんなで寝落ちしたい。

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野原健太郎

■株式会社スピリタスコンサルティング創業者兼代表 ■経営財務コンサルタント ■好きな言葉:「できた?」 ■嫌いな食べ物:「グリーンピース」 ■叶えたい夢:「史上最大のお祭りをやること。」 ■血液型:典型的B型

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