2018
07.08

二郎はスポーツである。

メンバーブログ, 澤田知明

「ラーメン二郎」というスポーツがある。


正確には食べ物の名前だが、
食事する行為と、そのための準備や心構えがスポーツに通ずる所があり
そう呼ばれることがあるのだ。


そもそもラーメン二郎がどんな物かについては、
世の中にブログ記事などがたくさんあるので詳しくはそちらを見ていただきたいが、
端的にまとめるなら、
「大盛りのしょっぱくて中毒性のあるラーメン」
である。


まず、二郎がスポーツと呼ばれる所以について。
これは二郎を食すということが「イベント」であることに尽きる。
スポーツで言えば「試合」だ。


食事なので練習は必要ないのだが、
めいっぱいラーメンを楽しみたいのであれば、コンディション作りも必要になってくる。


食べたことがある人なら分かるかもしれないが、
お腹いっぱいになりすぎてとりあえず完食が目的になってしまうこと、
食べきれずに残してしまい、ただ量が多いラーメンという印象だけでになってしまうことがあり、
せっかく試合をしたのに相手が強くてつまらないという状態になってしまう。
これではもったいない。


食べることと楽しむことは少し違うのである。


二郎では大抵、店外での並び待ちが必要になる。
サッカーの試合前に子供と手を繋いで入場するシーンがあるが、それと一緒だ。


店内に入り着席してからは、店員の動き、特に作り手に目を配ることが大切。
トッピングコールで有名な「ニンニク入れますか?」は、
ラーメン提供前の店員からの注文聞きであるが、
すべての店員がそう聞いてくるわけではない。
不意に、声を出さずに手だけで(トッピングどうしますか?と)ジェスチャーしてくる店員もいるからだ。


着丼までのその緊張感は、キックオフ直前の空気そのものである。


着丼後は、麺や肉の量など様子を見ながらゲームプランを決める。
満腹中枢が刺激される前に食べきれるように修正していくのだが、
実は、食べ始めの時点で大体勝負は決まっている。
それは、コンディション作りが成功しているかどうかである。


プロセスが結果を大きく左右することはスポーツも二郎も同じなのだ。


そして最後に、大きな落とし穴がある。
大半の人が試合終了後に直面すること。
それは、「次の食事のことを考えていない」ということである。


次のことも考えて試合に臨めないのは、スポーツマンとしてまだまだ二流なのである。

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澤田 知明

澤田 知明

秋田県生まれ。 ギタークラフトスクールを卒業後、ローディーを経てWebの世界へ。 Webマーケティングを中心に企業の課題解決に貢献する、戦略コンサルタント。
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