02.25
応援するという感情
ピョンチャン冬季オリンピックも終盤。
仕事が終わり、毎日帰宅後に夕飯を食べながら
生中継の試合を見て、あれこれ思案する日々も終わるのかと思うと少し寂しいです。
疲れた頭でぼーっと見るスポーツ中継は、なかなかいいんですよね。
選手たちはこの何日かのために、
競技時間としては数秒、数時間のために、
4年以上の努力の集大成として、文字通り「全力」で挑んでいる。
夕飯を食べながら、
「この人の背景にはどんなドラマがあるんだろう」
「この競技にはどんな訓練が必要なんだろう」
「メダルを取るってどんな気持ちだろう」
といろいろ考えさせられます。
特に、メダルを取る気持ちなんてのは本人達にしか分からないし、
その人がしてきた事によって変わるだろうし、
分かり得ないことかもしれません。
表彰台の上でメダルをもらい、
目標を成し遂げ、最高の達成感を感じる選手。
メダルの色によっては、悔しさが残る選手。
それぞれに壮絶なドラマがあったんだろうなということは想像に難くありません。
地道で過酷な努力と、自分への厳しいマネジメント。
良い指導者との巡り合わせや、関係の持続。
金銭面の工面や周囲の方のサポート。
どれも大切な要素だけど、
それを引き寄せ、周りから押し上げてもらえる「何か」を
オリンピックに出場できる人は強く持っているんだろうなと感じます。
そしてこの「何か」というのは、
オリンピック選手でなくても持っていたい要素だと思います。
志し高く頑張っていたり、
笑顔で明るく取り組んでいたり、
とにかく、今の状態が全然ダメでも、
周りから応援してもらえる。
仕事でもやっぱりこれは求められるというか、
一緒に働く人、取引会社の人、お客様。
応援したい人と仕事をしたい、というのが人間の正直な感情だと思います。
スポーツでも仕事でも、
人と人とで成り立っています。
応援してもらえる人、応援できる人。
根底の部分を忘れないようにと、オリンピックから学びました。
澤田 知明
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