2016
02.01
Kちゃんとの”ラブレター”

Kちゃんとの”ラブレター”

佐々木智也

下駄箱を開いたら、そこに手紙が・・・。

SHI75_getabako20140102500-thumb-750x500-4105

いつもドキドキしていた、下駄箱の思い出。。。

 

今から約10年前の話。

僕には初恋の子がいた。

その名はKちゃん。(※今では立派な二児の母だ!)

 

小学校3・4年生の頃に同じクラスになり、

すっかり仲良くなった。

通っていた小学校は、

みんなそっくりそのまま同じ中学校に上がるので、

中学生になってもKちゃんとはずっと一緒だった。

 

中学生といえば、思春期真っただ中。

周囲では”カップル”という物が成立し始め、

「〇〇と〇〇、付き合ってるらしいよ!」なんて、

どこかのハリウッドセレブ並のゴシップが

学校中を飛び交うのもこの頃である。

 

そんな中学生の頃。

僕はKちゃんと付き合うことになった。

付き合うとは言っても、所詮は中学生のお付き合い。

 

平日は暗くなるまで、野球の練習があるし、

部活が終われば生徒会の活動。

そして土日は、終日野球なので、

デートらしいデートはほとんどしたことがない。

たま〜に一緒に帰るのが唯一の”デート”だった。

 

Kちゃんとは中学3年間、違うクラスだったから、

話をする機会なんてほとんどなかった。

当時は携帯電話も持っていないので、

Kちゃんと連絡を取りたくても、取りようがない。

 

ただ1つ、僕とKちゃんを繋ぐものがあった。

それが、”手紙”だ。

小さな紙に文字を書いて、

こんな感じ↓↓↓に折り畳んで、やり取りしていた。

2011102507440000

いったい何通書いただろうか・・・。

(※画像:「14歳の世渡り術」より引用。)

 

この手紙を渡すのも、

周囲にはできるだけバレたくなかったので、

共通の知人(Nくん)が”渡し屋”となって、手紙を運んでくれたり、

下駄箱の靴の中に手紙を置いていったり・・・

なんて、微笑ましいことをやっていた。

 

この”手紙”が、僕とKちゃんをつなぐ唯一のものだったから、

そりゃぁもう、必死になって手紙の内容を考えた。

 

あまり大きな紙に書くと、折り畳めなくなるので、

手紙の大きさは限られてくる。

そんな状況の中で、

いつもこんな事を考えながら手紙を書いていた。

 

Kちゃんはこの手紙を読んだら、

・笑ってくれるかな?

・喜んでくれるかな?

・面白い!って思ってくれるかな?

・聞きたいことに返信してくれるかな?

・次会った時になんて言ってくれるかな?

 

無意識のうちに、

頭の中は常に”Kちゃんが主語”で動いていた。

 

”Kちゃんが主語”

昔は何気なくできていたことが、

まさに今必要とされていることなのだと、

最近つくづく思う。

 

メール、ブログ、Webサイト、セミナー、会話。

これらは、僕とKちゃんを繋いでいた”手紙”の役割でしかなく、

その”手紙”を通した向こう側には、

必ず読み手/聞き手である”Kちゃん”がいる。

 

一体、”Kちゃん”にどう思って欲しいのか?

どういう気持ちになって欲しいのか?

そのために、どのような言葉で伝えれば、

”Kちゃん”は、そのように思ってくれるのか?

”Kちゃん”の気持ちなくして、”手紙”は絶対に成り立たない。

 

昔みたいな”手紙”を書くようなことはもうないけれど、

やっている事の原理原則は昔と何1つ変わらない。

”Kちゃんが主語”

これに尽きるのだ。

 

The following two tabs change content below.
■株式会社スピリタスコンサルティング コンサルタント ■好きな言葉:「ヤるかヤらないか」 ■「売上・財務・IT」の3つの切り口から、中小企業の業績向上に貢献している。

最新記事 by 佐々木 智也 (全て見る)